伝統を重んじる国、ドイツの「樹のお菓子」バウムクーヒェンは、心棒を使いあぶり焼きするように一層ずつ重ねて焼いていきます。
このバウムクーヒェンは、東西ドイツが分かれていた頃の西ドイツ、ニーダーザクセン州のクラウスタールツェラフェルト市の市長を兼任されていたドイツ菓子職人、オーバーマイスターでもあるマイヤー洋菓子店、ヘルベルトマイヤー氏の指導で、昭和の終わりごろに手がけたものです。
昨今、ソフトなバウムクーヘンがあちらこちらでみられる様になりました。
ソフトなバウムクーヘンも美味しく召し上がれます。
が、昔からのバターをたっぷり入れ焼きこんだ、ハードな固さのバウムクーヘンも味わい深いお味と思います。
昔の特徴を持ちながら、現代風のソフトさも少し加え、しかししっかり焼き込んだ、ピラミッドのように積み重ねたバウムクーヒェンを作ってみました。
昭和の終わり頃にバッケンモーツアルトがつくったバウムクーヘンとして売り出しましたが、ドイツ文学者である著名な作家が大変喜ばれ、これは“バウムクーヒェン”と呼ぼう!とお名前を頂戴いたしました。
広島・廿日市の工場で毎日、一本一本焼き具合をみながら昔ながらの製法で焼いています。
どうぞお召し上がり頂き、ご意見等賜れば幸いです。